いまトルーマン・カポーティにはまってます。がんがん読んで
全部面白い!
家で作品を読みつつ、電車でオーラル・バイオグラフィの「トルーマン・カポーティ」を読んでいますが、その美しい作品群と、様々な人が語るカポーティ像のギャップに、心をがつがつと打たれます。当たり前かもしれないけど、作品と人間性とは全く関係がなくて、猥雑で複雑で自分に弱くて他人に厳しい、傷ついた魂が、きれいなきれいな水晶のような言葉を紡いでいるのを感じとるのは、文学から得る快楽です。
それと、カポーティの見た目はなぜだかひっかかります。若いときはほんとうに美しい顔で、小さい体とかん高い声がとてもアンバランスだったそうです。写真はとってもよく撮れている顔のアップが多いのですが、そのアンバランスな全身を見てみたい。動いて、しゃべっているところを見てみたい。