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日々のこと
 
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キホンザベーシック
いしわたり淳治さん(ex.supercar)のブログ、KIHON THE BASICの文章がおもしろくて、ここのところの楽しみです。
スーパーカーは何枚かしか聴いてないけど、このひとの歌詞はすごいなあと思いました。サウンドプロダクトとか、バンドのあり方とは全く別のところで素晴らしい日本語の作詞家だなあと思います。平坦な世界の薄いグレーから緑のグラデーションの風景というか。淡水画的というか。
何日かループ鼻歌が「恋の煙」です。CMカット分しかメロしらないんだけど。
SMEも早くitmsに入ってください。


カレーなる一日
鳥来へ会社のひとたちと一緒にいったという夫が「うっとり」というので、一緒にいってみることになった。
と、同時にカレーが食べたくなったので、カレー→足つぼという速やかなる動線を描く街が何処かを検討する。
すると素朴なページを発見。
ガネーシャというお店が吉祥寺のハモニカ横丁にあるらしい。

ハモニカ横丁は切ない思い出の場所でもある。
いま美舟のかいわれ巻をもし食べたら、きっと泣いてしまう。

しかしひとは様々な思いを抱えながらもカレーを食すのだ。
カレーは切なさをいっぱいに含んでもなお、カレーだと思う。
インド的な内装で、ビニールの暖簾がかかった5人でいっぱいのカウンターのお店だった。コア系のレーベルを経営しているらしきマスターが「どこどこのベーアンが新しくなったんだよ。でも音はぜんぜんダメだね」とか、バンドをやっているらしい若者と話している。冷蔵庫の中からでてきたタッパーのカレーを鍋に移し、一口コンロで温めていく。狭くてきれいではないスペースにクミンとコリアンダーの香りが充満していく。
出てきたきのこカレーとチキンカレーは寒い店内で最高においしかった。この店のこの雰囲気だからおいしいという種類のものだとは思う。我々はハモニカ横丁の狭い路地のなかで、まさに中央線的なカレーを食べて、中市民的足つぼマッサージに向った。